ロシア・モスクワ郊外のLavochkin Associationが作成した火星探査機「フォボス・グルント」内部のCGイメージ(作成日不明)。(c)AFP/ MAXIM MARMUR 【2月1日 AFP】ロシア宇宙庁(Roskosmos、ロスコスモス)は31日、予定軌道に乗れず火星に到達出来なかったロシアの火星探査機「フォボス・グルント(Phobos-Grunt)」の失敗について、原因は宇宙線による搭載コンピューターの誤作動だったと発表した。 無人の火星探査機「フォボス・グルント」は前年11月9日に打ち上げられた。世界で初めて火星の衛星の土壌を地球に持ち帰ることを目指していたが、地球周回軌道で立ち往生し、1月15日に太平洋に落下した。 同庁のウラジーミル・ポポフキン(Vladimir Popovkin)長官はロシア通信RIA Novostiの取材に対し、「おそらく宇宙空間の高エネルギーの粒子