中国株はやっぱりまだ不安定なのかな? 27日の中国株式市場で、上海総合指数が大幅安。証券大手の一角が当局から調査を受けたと公表。10月の工業利益の減少や社債償還の不透明感も売り材料になった。 上海総合指数は前日比5.5%安で終了。一時は6.1%下げる場面もあった。中信証券(600030 CH)と国信証券(002736 CH)がいずれも値幅制限いっぱいまで下げた。両社は規則違反の疑いで証券監督当局による調査を受けたと公表した。事情に詳しい複数の関係者によると、海通証券(600837 CH)も調査対象になっている。この日発表された10月の工業利益は前年同月比4.6%減だった。 IGアジアのストラテジスト、バーナード・アー氏(シンガポール在勤)は、「きょうの相場急落を受け、中国株式市場が安定しつつあると当局が自信を深めるのが少し早かったのではないかとの疑念が生じることになるだろう」と指摘。「8月