印刷 露天商として全国各地で商売をしていたのに、病気で働けないと偽って生活保護費約3200万円を受け取っていたとして、大阪府警は7日、堺市北区金岡町の黒野明人容疑者(49)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。府警は押収した帳簿などから、黒野容疑者の最近の年収が1千万円を超えていたとみている。 府警によると、黒野容疑者は2005年7月〜今年1月、収入を隠したまま大阪市に生活保護を申請し、約1100万円の生活扶助など総額約3200万円の保護費を不正に受け取った疑いがある。実際には車2台と、たい焼きやホルモン焼きなど30店舗分の資材を所有。大阪を拠点に佐賀県や新潟県まで足を延ばし、店を開いていたという。