ニューヨーク証券取引所でクロージングベルの儀式に臨んだ安倍晋三首相=25日、米ニューヨーク、樫山晃生撮影 【ニューヨーク=小野甲太郎】米国を訪問中の安倍晋三首相は25日、ニューヨークの保守系シンクタンク「ハドソン研究所」で講演した。集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更について改めて意欲を示した。「私の愛する国を積極的平和主義の国にしようと決意している」と述べた。 「積極的平和主義」は首相が最近、外交・安保戦略を語る際のキーワード。基本方針となる国家安全保障戦略を話し合う12日の有識者会議でも、「国際協調主義に基づき、積極的に世界の平和と安定に貢献する」と語っており、米国でも国際社会に向けてその姿勢を表明した。 安倍首相はこの日、日本の現職の首相として初めてニューヨーク証券取引所を訪れ、取引終了を知らせるクロージングベルを鳴らした。日本の首相が鳴らすのは初めてだという。これに先立