独仏首脳とのオンライン気候変動サミットに参加した習近平主席の映像(北京、4月16日) Florence Lo-REUTERS <中国の習近平主席が会議開催前日、というギリギリのタイミングで米主催の気候変動サミット参加を表明した。かなり異例な「駆け込み参加発表」の背後には、直前の日米首脳会談と台湾問題がある> 中国外務省は4月21日、アメリカが主催する気候変動サミットに習近平主席が参加すると発表した。サミットは22日から始まるが、一国の国家元首の会議参加が開催前日の「駆け込み参加発表」になるのは極めて異例で、唐突の感は免れない。 ジョー・バイデン大統領が習近平を含む各国首脳にサミットへの参加を招待した、と米政府が発表したのは3月26日。そこから4月21日までの約1カ月間、中国側はずっと回答を保留したままだった。それが、開催前日に参加発表となるとは、それは一体どういうことなのか。中国政府あるい
![習近平の気候変動サミット参加がバイデンへの「屈服」である理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/78da9fe758cf3dbed93874d8c8d8160737023a32/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fsekihei%2Fassets_c%2F2021%2F04%2Fsekihei-web210422-thumb-720x480-248138.jpg)