「エンジニアリング組織論への招待」が発売されたあと、担当編集から「広木さんは仕事を辞めるってことについてどう思いますか?」と聞かれた。 それをうけて、仕事を辞めたくなるようなことでもあったんだろうかと考えた。出版される前にもけんけんがくがく、意見をぶつけ合っていたので、そういったこともあったのかと訝しんだのが、曰く彼女の友人の話であるらしい。 担当編集の友人がこの本を読んだ途端、上司の机に拙著を置いて退職を宣言したとのことだ。剛毅な話だ。このような他人の人生の選択に関して、僕は何の保証もできないので何とも言えない気分になったのだけど、しばらくしてなぜか嬉しい気持ちの方が込み上げてくるのを感じた。 その後、様々な方々が僕の本を引用したり紹介したりしながら、自分がどのように行動し、変化したのかを語ってくれるを目にするようになった。 先ほど検索したら、はてなブックマークされているだけで、100件
![本を書くこと。そして手段に固執する愛の話|広木大地(日本CTO協会理事/レクター取締役)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/59c8be2b747f1f64058827d2be2932ce83c7db12/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F9077990%2Frectangle_large_type_2_0d8e77aff7148f214bdf78b336e80732.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)