かといって、都内を見ていると依然として中国人観光客が大きく減っている印象はなく、高級品の購入が減り、服飾・化粧品などの購入にシフトしているとのこと。結果、高級ブランド店や高級百貨店ではかなり売上を落としているようで、インバウンドによる「爆買い」ブームの反動をもろに被っている状況です。 中国人観光客の「爆買い」と言えば、ここ数年で中国語のアナウンスが流れ、中国語が話せる店員が何人もいて、各種表記も中国語が目立つ高級店が都内あちこちに増えました。百貨店でも中国人観光客向けに改装し、さらには、ショップの見た目だけでなく、ショップ内の商品も中国の富裕層が好む品揃えにしていたところも多かったように思います。ショップや百貨店としては、日本の人口に匹敵する中国の富裕層の訪日はまだ始まったばかりで、インバウンドの爆買いはこれからまだまだ増えると信じていたのでしょう。 しかし実際は、円高やポンド安、中国政府