さて先日の記事において、わたしは少し変わった主張をしました。 trpg.hatenablog.com すなわち、「TRPGの独自性は、キャラクターをプレイするという点にこそ残されている」という主張です。 この主張は一見して奇妙な主張にもうつります(実際、末尾で突然キャラクターが重要だと主張している点で、困惑した読者もいたかもしれない)。とりわけ古くからのTRPGプレイヤーの間でも、昨今の動画勢問題においても、キャラクターをプレイすることでゲーム性を損なってしまい、TRPGの本質的面白さが失われてしまうことが嘆かれていることを知っていれば、わたしの主張はやや説明不足と言わざるをえないでしょう。 そこで今日の記事では、先日の記事に対する解題として、わたしなりの立場からロール(役割)とキャラクターの対立を克服し、ゲームの中に収斂させる発想法を詳しく論じようと思います。 ロールに沿ってキャラクター