元取締役が売り回っていた「婚活データ」=2009年12月22日、後藤直義撮影(一部画像を加工しています) お見合い相手の紹介サービスを全国展開する業界大手「ウェブ」(本社・千葉県市川市)の有料会員約1万6000人分の個人情報が社外に流出し、売られていたことが分かった。同社は近く、情報を持ち出したとみられる元取締役の男性(49)を窃盗などの容疑で千葉県警に刑事告訴する。元取締役は転職先でも同様のデータを持ち去った疑いがあり、会社側が警察に被害届を出している。 ウェブ社や毎日新聞が入手したデータなどによると、販売された情報は東京、大阪など22都道府県の会員約1万6000人分(男性約1万1000人、女性約5000人)。名前や住所、生年月日、連絡先のほか、▽タイ人女性らとの結婚を保証する「国際結婚コース」(入会金約300万円)▽女性対象の「プリンセスコース」(成婚手数料20万円)など、会員が加入