金融(Finance)と情報技術(Technology)の合成語「フィンテック(FinTech)」。昨年から金融庁が強力に推進し、銀行法を改正するなど規制緩和を進めている。 日本銀行は今年4月、本店内に「フィンテック・センター」を設立。6月に「フィンテック・フォーラム」、9月には「フィンテック・サミット」が開催されている。ビジネス用語の部門賞があるのならフィンテックは、今年の金融界の「新語・流行語大賞」で受賞確実だろう。 矢野経済研究所が今年3月に発表した「FinTech系ベンチャー企業の国内市場規模推移予測」によると、国内のフィンテック市場のスケールは2015年では33.94億円(見込み)だったが、2020年の予測は567.87億円で、5年で16.73倍になると見込まれる、まさに成長市場である。 そのフィンテックの分野の一つに、保険(Insurance)と情報技術(Technology)
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