映画『合葬』が、2015年秋に全国公開される。 同作は、江戸風俗研究家、文筆家としても活動し、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子による同名漫画の実写映画版。300年間に及ぶ徳川幕府の支配が終わった慶応4年の日本を舞台に、幕府の解体に反対し、最後まで戦った「彰義隊」に入隊した秋津極、吉森柾之助、福原悌二郎の姿を描く。なお原作は、1980年代に『月刊漫画ガロ』に連載され、1984年に『日本漫画家協会賞』優秀賞を受賞している。 主君・徳川慶喜に対して熱い忠誠心を持ち、悌二郎の妹との婚約を破談にして彰義隊へ入隊した極を演じるのは柳楽優弥。極と悌二郎の幼なじみで、養子先を追い出されて行くあてがないまま、極の勧めで彰義隊へ入る柾之助を瀬戸康史、彰義隊の存在意義に疑問を抱きながら、柾之助、極に翻弄されていく悌二郎を岡山天音が演じる。 脚本を手掛けるのは、映画『天然コケッコー』や連続テレビ小説『カーネ