1970年代のアメリカで、ゲイのカップルがダウン症の子供と家族のように過ごした実話をもとに作られた映画『チョコレートドーナツ』。ミニシアター作品としては異例のヒット作に。「家族」とは一体、何なのかをあらためて私たちに問いかける。 映画の舞台は1979年のカリフォルニア。シンガーを夢見ながらもショーダンサーとしてその日暮らしを続けるルディ。ゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年、マルコ。ルディとポールは、マルコを息子のように育てようと決意し、社会の偏見と闘う姿が描かれている。