「フランス映画社」といえば、フランスを中心に良質のヨーロッパ映画を手がけてきた配給会社。映画ファンなら、一度はクレジットを見たことがあるはずだ。 そのフランス映画社が苦境に立たされている。先日、差し押さえを受けたというのだ。同社が入っているのは東京・築地にある7階建てのビル。大家は「すしざんまい」を運営する株式会社喜代村で、ビルの4階にフランス映画社が入っているほかは喜代村の事務所や店舗で埋まっている。 「フランス映画社は半年分の家賃を滞納し、喜代村と裁判になっていたのです。金額は600万円と聞いています。その結果、18日に裁判所の係員が来て差し押さえを行った。映画のフィルムを数十本持っていったそうです」(事情通) 喜代村に問い合わせたところ、「弊社の立ち会いのもと、差し押さえが行われたのは事実ですが、詳しいことは申し上げられません」(広報担当者)との回答だった。