作品を批評しようとすると、どうしても人間に対して非難が向いてしまう現状がなんとも悩ましい。 一 らき☆すた第16話「リング」はおそらくこれまで最もひどいものであった。天元突破グレンラガンはこれまでの負債を返しきれないまま新たな展開に突入してしまった。さよなら絶望先生は瑣末な演出にこだわって肝心の本編中がお粗末、といった具合で本当にうんざりしているというのが本音ではある。いい作品はいいときちんと説明できない人たち、あるいは悪いものは悪いときちんと説明できない人たちが観ることを前提に作られたanimationのなんと多いことだろう*1。 二 らき☆すた第16話「リング」について。 1週間、いや、2週間近く遅れてのアップになるので申し訳ないのだが、今回は「リング」についてである。この作品に出てくるパロディはすっかり涼宮ハルヒの憂鬱、ケロロ軍曹・コンプティーク、アニメ店長に固定してきた。無論これ以