この世の中には、コミケに行くという人をみるだけで「リアルが充実してて羨ましいな」と思ってしまう僕みたいなモンもおるわけですよ。 そしておそらくそのように思う人は皆が思うよりも数多くいて、その中の一部が極希にトンでもない事件を起こしたりするんです。 「加藤君はオタクではない」という論は食傷するほど目にしますけど、僕から言わせりゃそいつは正確さを欠いている。 彼は確かにオタクではないが、言うなれば「オタクのなりそこない」であり、「オタク未満」と言うのが正しい。 人を「オタクorオタク以外」で分類する紋切り型の分析で、加藤君の立ち位置を推し量ることなんかできやしませんよ。 彼を理解するためには、まず、二次元にも三次元にも愛を見つけることができない「オタク未満」という軸を加えることから始めていかなきゃなりません。 世間では「あのような事件を繰り返さぬために」と様々な事が語られていますが、真に語られ