富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、世界最大容量の5TBと240MB/秒の高速転送を実現したデータストレージ用磁気テープ「StorageTek T10000C用 テープカートリッジ」をOracle Corporation(米国カリフォルニア州)向けに出荷開始しました。本製品は、世界で初めて「バリウムフェライト磁性体(BaFe磁性体)」を使用したエンタープライズシステム(*1)用磁気テープであり、Oracle社より平成23年2月1日に発売されます。 デジタル技術の発展に伴うデータ量の急激な増加や、データの保管を義務付ける各種法律(*2)への対応のため、大容量データをバックアップしたり、長期間アーカイブするニーズが高まっています。データ保存の手段の中でも、磁気テープは、記録容量の大きさ、可搬性、省電力に加え、長期保存に適したメディアとして、放送や医療などの幅広い分野で使用されています。