関連トピックススカイツリー東京スカイツリーに落ちた雷の電流を計測するため設置されたロゴスキーコイル。高さ497メートル地点だ=東京墨田区押上1丁目、東京大学・電力中央研究所提供 タワー世界一の高さ634メートルを誇る東京スカイツリー(東京都墨田区)で、雷は心配の種の一つだ。年10回程度は落雷があるとみられ、関東各地で落雷があった18日にも落ちた。これを逆手にとって雷を計測し、データを集めようという研究が、22日の開業に先立って始まっている。 東京大学生産技術研究所の石井勝教授(高電圧工学)の研究室と電力中央研究所、東武タワースカイツリー社の共同研究。具体的には雷による電流の波形をとらえ、最大値と継続時間を計測しようとしている。電流でものが壊れる被害は、電流の大きさによる場合と、長い時間継続して流れることによる場合の2通りがあるからだ。 直径約20センチ、全長約31メートルで、塩化ビニ