物理、化学、生物、地学に縦割り化されている高校理科の基礎内容を全て含む「理科基礎(仮称)」を必須科目として新設し、大学入試センター試験あるいは後継に想定されている統一試験の必受験科目にもすべきだ、という提言を日本学術会議が8日、公表した。 提言の背景には、現代社会では科学・技術との共生がますます不可欠となっているにもかかわらず、高校の理科教育が事実に基づいて論理を組み立て、議論し、判断に導く実証的態度を身につけるという要求に十分に応えるものになっていない、という危機意識がある。 日本学術会議 科学者委員会の科学と社会委員会合同広報・科学力増進分科会の提言は、「理科基礎(仮称)」について、「科学の意義と社会におけるその役割を理解し、課題解決型の能力が育成される」内容を盛り込み、少なくとも6単位、できれば8単位を割り当てるべきだ、としている。 高校の理科教育については、学習指導要領の変更が繰り
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