インドの首都ニューデリーの料理店で純正ギーを使用して作られたインド風揚げパン、プーリーを添えたカレー(2015年9月11日撮影)。(c)AFP/PRAKASH SINGH 【11月10日 AFP】食品に含まれる脂肪分は、依然として憎むべき敵なのか、それとも親しみの持てる存在になったのか?意見は多岐にわたる。 高脂肪食品を楽しむ人が増えているフィンランドでは、高脂肪食品が長年、不当に悪者扱いされてきたという主張が現れ、健康問題の専門家らを慌てさせている。一方、世界を見渡すとインドでは、肥満危機や糖尿病、コレステロールの問題に対処するために、高純度の精製バターであるギーを存分に使った皆が愛するスパイシーな高カロリー料理から、消費者を必死に引き離そうとしている。 ■フィンランド──「名誉を回復」した脂肪 2人の子どもを持つ母親であるフィンランド人のヨハンナ・アムネリンさん(39)は、ほとんどの栄