月に1回くらいジュンク堂に行って、本をどっさり仕入れてくるのが最近習慣になりつつあります。電車通勤などをしていると、会社帰りにちょっと本屋に寄って、ということも可能になりますが、なにせ普段は自転車で8分くらいで会社に着いてしまうような通勤をしているのと、時間的にもあまり余裕がないために平日に本屋に行く時間はありません。そこで週末に効率的に本を買おう、となるのですが、最近ようやくうまい方法が見つかって定着してきました。 今年の3月にはてなではジュンク堂さんと連携してはてなブックマークの注目の書籍棚を作って頂いています(お知らせ : 京都新聞)ので、その時の話題にちょっと乗り遅れてしまった感はありますが、まあそれはともかくジュンク堂の魅力はとにかく本が多いことと座って読めるところです。 自分の本の買い方は、入口に置いてあるカゴを手に取って、まずはタイトルや前書きを読んで興味を持った本を20冊か
「今思い出しても、気味の悪いほど大きくて、オレンジがかった黄色の満月でした。狼男でも出そうな雰囲気やなと、女房と話していたくらいなんです」 1995年1月16日の夜、香港旅行から工藤さん夫妻は芦屋の自宅に帰ってきた。工藤さん夫妻には、2人の娘さんと男のお子さんがひとりいる。当時、末っ子の長男はまだ幼稚園に通っていた。夫妻は香港にいく前に、泰子夫人の実家の両親に長男を預けていた。実家は神戸でうどん屋をやっていた。 「戻ってきてから、息子を迎えにいくのは明日にしようと話していたのですが、何か虫の知らせというのか、不安めいたものがあって、やはり今夜中に迎えにいこうということになって妻と出かけたんです」 神戸に着くと、泰子夫人の両親に礼をいい、息子を車に乗せて芦屋に戻った。満月を見たのは、その帰宅途中だった。何か不吉な予感めいたものを感じた。 その晩、久し振りで親子3人、畳に川の字になって眠った。
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