大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の全体会議が20日、大阪市内で開かれ、「中京都」構想を掲げ、愛知県知事選に出馬を表明している大村秀章衆院議員と、河村たかし名古屋市長がそろって参加。「われわれは平成の薩長同盟。東京都、中京都、大阪都の3都で日本を引っ張るエンジンになろう」と気勢を上げ、がっちり握手をかわした。 維新が掲げる「大阪都」では、大阪府庁と大阪市役所を解体し、広域行政は大阪都、住民サービスは特別区が担い、区長は公選制にする。これに対し、中京都は広域行政を一本化するものの、名古屋市は存続させ、小学校区単位で試験実施している選挙制の地域委員会で、基礎自治のあり方を探る手法で、区長公選は想定していないなど、具体的な仕組みは異なる。 だが橋下知事は「地政学的な理由もあり、手法は若干違うが、理念はまったく同じ」と強調。河村市長が、自身の構想の理念を「強い大都市、身近な民