セッション1は、アトラシアン株式会社エバンジェリストの長沢智治氏による講演です。長沢氏はこれまで、Rational software(のちにIBMに買収)やマイクロソフトでソフトウェア開発現場の効率化業務に長く携わっており、ソフトウェア開発の変遷について、極論だと前置きしつつ次のように説明しました。 ビジネスモデルとソフトウェアの関係 ウォーターフォールモデルで行ってきた開発は、ゴールが明確なため要件定義がしやすく、技術と方法論が確立されており、経験を積んだ人材も確保できるプロジェクトが主な対象です。仕事のやり方はチームというよりも個別対応あるいは分業で行い、その管理方法は統制型(後述)になります。 しかし昨今のように、ビジネスモデルを確立するときにテクノロジありきで考えると、ゴールが明確にならないまま開発をスタートする必要があったり、次々と現れる新しい技術についていけない、方法論もこれま