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ブックマーク / usjuku.jugem.jp (4)

  • 小泉純一郎も小沢一郎も浪人した | 猫ギターの教育論

    一浪当然 二浪平然 三浪憮然 四浪唖然 五浪愕然 六浪呆然 七浪慄然 という有名な格言があるが、実際には一浪でも愕然呆然してしまう。浪人生活はやっぱりつらい。 ところで浪人すれば人間が強くなるという言い方をよくされるが、果たしてどんな面で強くなるのか。浪人経験で得ることのできる「強さ」とは何なのか? 私が深く尊敬するryoさんが某所で「浪人すれば背骨のようなものができる」と語られていたが、浪人経験がある私には「背骨」という比喩が痛いほど理解できる。 浪人は「背骨」が硬い人間、すなわち周囲の言葉に左右されない、孤独に耐え得る、孤高の人格を作る。 たとえば浪人すると「世間」がうるさい。実際に面と向かって言われなくても、鼠色の頭巾をかぶった親指大の悪魔が耳元で「お前は浪人、お前は浪人」と絶えず囁いている気がする。自意識過剰なくらい周囲の声が気になり、まわりがみんな敵に思える時期がある。 しかし浪

  • 田舎モンの強さを知れ! | 猫ギターの教育論

    私は、尾道で生まれ、尾道の小学校を出て、中学校から東京で一人暮らしをしながら開成中学・高校に通い、尾道で1年宅浪ののち、早稲田の政経学部に入学した経歴を持つ。 ということは、私の中学・高校・大学の同級生たちは高学歴で、私のような島の個人塾を経営してるような珍種を除けば、社会の第一線で活躍しているわけである。 開成高校の同級生は官僚や外資系や商社が多く、早稲田はマスコミや銀行や証券会社が多い。 だから私には、どんなタイプの人間がどんな業種に就職し、どのくらいの成績を取ればどんな官庁、どんな企業に就職できるか、情報のストックがある。 同世代の若者の中で、私は最高レベルの人間を眺め、語り合ってきた。彼らが40歳の時点で、どんな社会的ポジションにいるか知っている。 だから勉強面に関して言えば、人物鑑定において私は「目が肥えて」いるのである。 私は高い才能ある人間を、この目で見てきた。私自身はしょう

    aereal
    aereal 2009/11/26
  • 古文は毒舌のカタマリ | 猫ギターの教育論

    私は学生時代古文が大嫌いで、文系のクセにひどい点数ばかり取っていた。学生時代、一番嫌ったのは古文だった。今思うと原因の大半は文法軽視だった。 しかし最近、30過ぎになって古典を読み始めた。古典の面白さにはまったら抜けられない。あんな面白いもの、文法の壁で封印してしまうのは忍びない。 二葉亭四迷たちの言文一致運動は、文章を庶民に開放したと同時に、文語体の秘め事のような格調高さを破壊してしまった。 彼らの言文一致運動のせいで、明治以降と江戸以前では、言葉の断絶が激しく、教育の手を施さないと江戸時代以前の人間の心的世界に入り込めない。 しかし、文法の壁が立ちはだかって、古典の世界に入り込むのは容易じゃないけど、私は文法という古典を読む鍵を子供に伝授する苦労は、決して無駄じゃないと思う。古文は大いに「読む価値あり」だ。 なぜ古典が、この齢になって私の気を引いたかというと、古典には「暴言」が多いから

  • 日本の大学受験生は神である | 猫ギターの教育論

    靖国神社 わたしはかつて、ゴールのないマラソンはつらい、ゴールの白いラインをイメージしながら勉強した方が、モチベーションが上がると書いたことがある。確固とした夢や希望や目標がないと勉強はつらい。将来の目標を持ちなさいと書いた。 それでも、日の大学受験生たちは「将来の夢や職業は、まだ決まっていません」「大学に入って決めます」という台詞を吐く。これを聞いた大人は「夢を決めてないなんて駄目じゃないか」と思わず返してしまうけど、逆に言えば日の若者は、将来の夢が決まらず、具体的な職業像を持っていないにもかかわらず、狂気のように勉強に励む。こんな日の若者は改めてスゴイと思う。 純粋な若者は、地位とか名誉という言葉に一種の汚らわしさを感じ、権力も金も直接的な目標ではない。そんなもののために頑張っているんじゃないと、潔癖症のようにに否定する。 ただ頑張るためにがんばる。素直で純潔な努力を怠らない。日

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