このノンテクニカルサマリーは、分析結果を踏まえつつ、政策的含意を中心に大胆に記述したもので、DP・PDPの一部分ではありません。分析内容の詳細はDP・PDP本文をお読みください。また、ここに述べられている見解は執筆者個人の責任で発表するものであり、所属する組織および(独)経済産業研究所としての見解を示すものではありません。 社会保障・税財政プログラム (第三期:2011~2015年度) 「社会保障問題の包括的解決をめざして:高齢化の新しい経済学」プロジェクト 「くらしと健康の調査 (JSTAR)」を用いて、日本における60歳から74歳までの男性は、年金受給開始後の新しい生活環境において、自分の就労形態をどのように変化させ、やがて引退へと移行しているかを分析した。 分析の対象とする男性を、54歳のときの仕事が雇用者であった人々と、54歳のときは自営業だった人々の2つのグループ分け、その両者を