屋根に太陽熱集熱器や風力発電機を備えたロハスの家=30日、郡山市の日大工学部 日大工学部(福島県郡山市田村町徳定)の構内に、風力発電や地中熱抽出、雨水利用などの最先端技術を駆使した「ロハスの家」1号機が完成した。同学部の加藤康司教授が中心となり、地元企業など5社と共同開発。室内に学生らが常駐し、健康で環境に配慮したライフスタイルの可能性を探る。加藤教授は「単なるエコではなく、エネルギー自立と自然との共生という人間の生き方、暮らし方の問題。実現に向けた第一歩に」と意気込む。 「ロハス」は、ライフスタイル・オブ・ヘルス・アンド・サステナビリティー(健康と持続可能であることを考えた生活様式)の略語。 1号機は設計から1年がかりで完成した。縦3メートル、横4メートル、高さ6メートルの地上1階、地下1階で、室内は6畳ほど。データ収集や調査のための装置を含め、費用は約4500万円かかったという。