消費全体が冷え込む不況にあっても任天堂は強かった。米調査会社NPDがまとめた2008年12月の米国内ゲーム機販売統計では、1位が任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」、2位が据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」で合計500万台以上を売り上げ、年間販売にも大きく影響を与える年末商戦で圧勝した。任天堂は29日、09年3月期の連結業績見通しを下方修正し、営業利益を6300億円から前年比8.8%増の5300億円に引き下げたが、これは為替が円高に推移していることなどを踏まえて見直したもので、営業益は過去最高益を見込んでいる。 またゲーム雑誌大手のエンターブレインの調べによるとWii用の健康ソフト「Wiiフィット」(任天堂)の国内累計販売本数が300万本を突破したという。07年12月1日の発売以来、58週目での大台突破だ。 財務諸表からも任天堂の好調ぶりが確認できる。任天堂の単体決算の売上は