千葉県柏市で3日深夜に起きた連続通り魔事件は、約10分間に、4人の男性が次々と刃物を持った男に襲われ、1人が死亡、1人が軽傷を負った。 静かな住宅街の一本道、わずか100メートルの間で起きた突然の凶行。男は逃走しており、住民に不安が広がっている。 「すみません」。最初に襲われた男性(25)は、自転車に乗っていると突然、目の前に現れた男に声をかけられた。男が刃物を見せたため、男性は「何ですか、お金ですか」と聞いた。「そうなんですけど、ちょっとこっちに来て」。男の声は落ち着き払っていた。危険を感じた男性は逃げたが、左手に軽いけがをした。 現場は交通量が多い国道6号から入った一本道。日中は絶えず車が走り、通学路にもなっている。夜間でも交通量、歩行者は少なくないという。 殺人事件が起きたのは、自転車の男性が襲われた場所から目と鼻の先。近くに住む自営業の男性(44)は、男の叫び声や、車のドア