徳島県教職員組合の事務所に入り込み、拡声機で怒鳴り続けたなどとして、県警は8日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会、本部・東京)の会員ら5人を威力業務妨害と建造物侵入の容疑で逮捕し、発表した。さらに県警は同日中に、在特会副会長ら2人を逮捕する方針。 副会長ら2人は京都市の朝鮮学校の授業を妨害したとして威力業務妨害や名誉棄損などの容疑で京都府警に逮捕され、現在は起訴されて勾留(こうりゅう)中となっている。 逮捕されたのは、大阪市北区在住の無職の男(20)=事件時19歳=ら5人。県警によると、「ビデオを撮っただけ」「正しいことをやった」などと話しているという。 県警の発表によると、5人は4月14日午後、ほかの十数人と共謀して、徳島市内にある県教組事務所に怒鳴りながら侵入し、女性2人を取り囲んで「売国奴」などと叫び、電話中の女性の受話器を取り上げるなどして業務を一時、不能にさせた疑いが