地球一周の距離は約4万kmで、その半分の約2万kmの距離を飛べば世界中のどの場所にもノンストップで行けることになりますが、では2017年12月現在、最も長距離の航空定期便はどれくらいの長さになるのでしょうか。逆に最も短い路線はどの程度なのでしょうか。 時間と距離で変わる 航空機の発展によって、いままでは経由便でしか行けなかった都市にノンストップで行けるようになりました。かつてJAL初の国際線として就航した東京~サンフランシスコ便は、プロペラ機のDC-6Bでウェーキ、ホノルルを経由し到着までの所要時間は31時間でした。ところがいまではわずか9時間で到着します。 近年、1万5000km以上の航続距離を持つ旅客機が登場し、それにともなって次々と長距離路線が誕生しましたが、どれくらいの距離があるのでしょうか。 チューリッヒ空港を離陸するエミレーツ航空のA380-800(2017年、石津祐介撮影)。