世界の高校生らが科学の知識や技能で競う国際科学オリンピックが7月から8月にかけて行われ、渡邉明大君(奈良・東大寺学園高校3年)が第48回国際物理オリンピック(IPhO)で、髙谷悠太君(東京・開成高校3年)が第58回国際数学オリンピック(IMO)と第29回国際情報オリンピック(IOI)で世界1位になる快挙を達成した。日本人が世界一になったのは、物理と情報は初めて、数学は4人目だ。科学オリンピックの経験や魅力などを2人に語り合ってもらった。 たかや・ゆうた 東京・開成高校3年。国際数学オリンピック日本代表に2015年から3年連続で選ばれ、15年は銀メダル、16・17年は金メダル。17年は世界1位(3人が同得点)。国際情報オリンピック日本代表には14年から4年連続で選ばれすべて金メダル。17年は世界1位。 世界一は予想外、盛り上がったり冷めたり… ――渡邉君は物理オリンピック、髙谷君は数学オリン