フランスの新聞ル・モンドによれば、フランス電子音楽界の巨匠ピエール・アンリ(Pierre Henry)が7月5日、パリの病院で死去。89歳でした。電子音楽の一分野であるミュジック・コンクレートの先駆者のひとり。 ●ピエール・アンリ(wikipediaより) 10歳でパリ国立高等音楽院に入学し、パーカッションクラスとエクリチュールクラスに在籍。ナディア・ブーランジェに作曲を、オリヴィエ・メシアンに和声を、フェリックス・パッセロヌにピアノとパーカッションを師事した。1949年から1958年まで、フランス国営放送局にシェフェールが併設した「クラブ・デセー」に務める。1950年にシェフェールと《ひとりの男のための交響曲 Symphonie pour un homme seul 》を共作、これは後にモーリス・ベジャールの振付けでバレエ音楽に使われた。このミュジック・コンクレートの処女作は、1952年