事例で学ぶデザインパターン 第6回 Strategy パターンとデザインパターン活用の総まとめ (株)オージス総研 福田 直樹 連載の最終回となる今回は、アルゴリズムをクラスとして抽出する Strategy パターンを検討します。変動しやすい一連の処理を持つ部分を分離し、それを簡単に切り替えて実行できるような仕組みを構築します。Strategy パターンを検討した後、その Strategy パターンに見られる設計指針を確認してデザインパターン活用のポイントを振り返ることにしましょう。 ※雑誌『Java WORLD』 2006 年 9 月号に掲載した記事のオリジナル原稿を Java WORLD 編集部の了解を得て掲載しています。 前回のおさらい 前回は、GUI クラスと GUI に依存しないデータ処理クラスを分離し、リアルタイムに情報を更新するような仕組みを提供する Observer パター