概要 競技プログラミングで提出コードがWAになったとき、実際に不正解となるような入力データを入手できると役に立つ場合があります。ただ多くのコンテストサイトでは、コンテスト中には入力データを見ることはできません。 そのような時に、小さめの入力データを乱数で大量生成して、提出コードと愚直解法の結果を突き合わせ、答えが一致しないものを探すという方法があります。もちろんそのようなデータを確実に得られる保証はありませんが、もし見つかればデバッグの大きな助けになります。 今回の記事はその手順を紹介します。また、生成コードの例としてC++とPythonを扱います。 手順1:愚直解法コード作成 まずは問題に対する愚直解法のコードを書きます。小さな入力データで回すので、 だろうと だろうと気にせず書きましょう。これがバグっていると破綻するので計算量よりも正しさ優先です。 C++等の場合はコンパイル時に提出コ
