つい最近まで最小費用流の負辺除去、「なんか上手いことやれば出来ることもあるらしい」程度の認識だったんですが、ちゃんと考えてみたら自明やんってなったので書いておきます。 この記事を読めば多分、自明かどうかはともかくとして、かなり見通しがよくなるのでは思います。 (2019-06-27に若干書き換えました) 追記 (2021-08-15): ポテンシャルを求めるのが簡単な場合にはそれを使って負辺除去する方が楽です。 この記事の方法はグラフが複雑だったり、思考停止したいとき用かなぁ。 例題 最小費用流への認識 最小費用流は「始点 S から終点 T に水を流す」という問題に見えがちですが、それは少し本質とずれています。 水の例えを用いつつ言うならば「頂点間で水をやりとりして過不足を補い合う」という感じでしょうか。 実装の際に始点と終点があった方が分かりやすいことがあるだけで、定義上は必要なものでは