書評『Kaggleで勝つデータ分析の技術』December 29, 2020 | 5 min read | 1,131 views jabookdata-analysisはじめに 『Kaggleで勝つデータ分析の技術』(門脇大輔, 阪田隆司, 保坂桂, 平松雄司 著,技術評論社,2019年)を読んだので,まとめと感想を書きます. 本書は,Kaggleないしデータ分析コンペに関する書籍としてはおそらく邦訳を含めても日本初で,それまでKaggleのKernelやDiscussion,個人ブログなどに散在していたデータ分析の集合知や暗黙知を一冊にまとめることを試みた野心的な参考書です.分析コンペの経験がない初心者はもちろん,ある程度経験のある人でも知識を体系化したり抜け漏れを発見したりするのに役立つと思われます. 本書に関するブログ記事はすでに多数存在します.著者の一人である門脇氏は自身
