中部電力が浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の稼働停止を決めたことで、日本テレビ夏の風物詩といわれるチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」の中継に暗雲がたちこめている。東京電力福島第一原発事故の影響で、夏の電力不足が確実視されるなか、これまで不足する電力を融通してきた中部電の支援まで見込めなくなってしまったことから、局内にも「日本武道館(東京都千代田区)で24時間中継ができるのか?」疑問の声が出はじめているというのだ。 中部電の東電への電力融通能力は最大で1日100万キロワット。東電はもちろん夏場の支援を見込んでいたが、浜岡原発停止で東電へ送る電力に余裕がなくなる。そうなると夏の首都圏では計画停電が確実な状勢だ。節電を求められ、深夜時間帯などの停波なども検討されるだろう。そんな時期に日テレは24時間放送ができるのだろうか。 あるテレビ関係者は「浜岡の停止でいよいよ分からなくなっ