「ルック・オブ・サイレンス」75点(100点満点中) 監督:ジョシュア・オッペンハイマー 二度と取れないこれっきりの続編 「アクト・オブ・キリング」(12年)という映画がある。これはとんでもないドキュメンタリー映画で1965年のインドネシアにおける虐殺事件の首謀者たち、すなわち本物の大量虐殺者たちに「再現ビデオを作るから本人役を演じてくれ」と頼みにいくアメリカ人映画監督の挑戦を描いている。 普通ならその映画監督自身が被害者数プラス1に貢献してしまうところだが、この殺人老人たちは自分たちを国家を救った英雄と思いこんでいるので、大喜びでにわか俳優を演じてしまう。 そんなシュールすぎる殺人者たちの姿を描いたあの傑作に、実は姉妹編が存在した。それがこの「ルック・オブ・サイレンス」である。 これは「アクト・オブ・キリング」のB面といった内容で、今度は被害者遺族のアディという青年が登場する。彼はジョシ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く