ゲーム業界に押し寄せる「ソーシャル化」。大手ゲーム会社の開発者も、フィーチャーフォン・スマートフォンでのソーシャルゲームに、関心の矛先を変える動きがある。ゲーム業界からグリーに転職し、新たなイノベーションを起こしつつある開発者を取材した。 増山和幸氏は2年前まで、ゲーム業界大手のコーエーで、オンラインゲームの開発に従事していた。ゲーム自体はつくらないものの、サーバー上で動くプログラムやネットワークを通したデータのやりとりなど、基盤的な技術開発がメイン。その前のWindows用ゲーム開発の小企業での経験も含めると、ゲーム業界歴は7年以上におよぶ。 「一つの会社に長くいると、どうしてもチームマネジメントの仕事が増え、開発の現場からは離れてしまいます。けっしてマネジメント業務がいやということではないんですが、それと並行して自分で手を動かす仕事もしないと、エンジニアとしては面白くない」 と、転職の