九州防衛局は11日、大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場(由布市、九重町、玖珠町)で、10日夜に155ミリりゅう弾砲4門を積んだトラックや高機動車など在沖縄米海兵隊の車両計13台が道を誤り、演習場の敷地内を通る県道を約300メートル走行したと発表した。 人や物への被害はなかった。同防衛局は11日、米軍側に再発防止を申し入れた。 発表によると、10日午後10時半頃、訓練を終えた13台が演習場内の道に迷い、県道への出入り口付近まで進んだ。全車両をバックさせれば、事故につながる恐れもあることから、県警のパトカーに先導されながら県道を走行、別の出入り口から演習場に戻った。 訓練は10日が初日で、19日まで実施される。約220人が参加し、車両約50台、155ミリりゅう弾砲6門を使用するほか、機関銃などの小火器を使った訓練も2日間予定されている。