北朝鮮が、人工衛星を打ち上げるとして事実上のミサイルの発射を予告したことを受け、万が一、部品などが落下した場合に撃ち落とす、自衛隊のPAC3と呼ばれる装置が船に積み込まれ、3日朝、予想される飛行ルートに近い沖縄に向け出港しました。 広島県の海上自衛隊呉基地では、午前7時前、万が一部品などが落下した場合、地上近くで撃ち落とすための迎撃ミサイル=PAC3を載せた海上自衛隊の輸送艦が出港しました。 呉基地には、発射予告に伴う破壊措置準備命令を受け、2日夜、滋賀県や三重県などにある航空自衛隊の基地からPAC3の部隊が到着し、輸送艦にミサイルを追尾するレーダーや、発射機などを搭載した車両を積み込む作業が行われました。 防衛省は、事実上のミサイルが沖縄県の先島諸島付近の上空を飛行すると予想していて、輸送艦は、このあと沖縄に向かう予定です。防衛省は、PAC3のほか、高性能レーダーで、大気圏外を飛行するミ