(3)具体例 以上を前提に、新たな相続税制によるとどのくらい相続税の金額が異なってくるのか、具体例で確かめてみましょう。 「遺産の評価額が5000万円、法定相続人が1人のケース」とした場合、旧制度では基礎控除が5000万円+1000万円=6000万円となるので、相続税は発生しません。 これに対し、新制度では、基礎控除が3000万円+600万円=3600万円となるので、1400万円の部分に対して相続税が発生します。 そこで、このケースでは、1400万円×15%-50万円=160万円の相続税が課税されることとなります。 (4)相続財産と非相続財産 次に、相続財産と相続財産にならないものを、確認しましょう。 相続財産は、相続税課税の対象になる資産です。 基本的に、亡くなった被相続人名義の資産は、すべて相続財産になると考えても良いです。 たとえば、以下のような資産は、相続財産となって相続税が課税さ
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