東洋大学 社会学部 社会心理学科 准教授 セルフコントロール、自己制御、意識と無意識の心理学を専門に研究。博士(社会心理学)。主な著書に『社会心理学―社会で生きる人のいとなみを探る―』(ミネルヴァ書房)、『社会と感情』(北大路書房)など。 セルフコントロールとは無理なく行動に移すための“しくみ”を作ること 画像:社会学部社会心理学科・尾崎由佳准教授 ―「セルフコントロール」とは、どういったものなのでしょうか? 「私たちの日常には、誘惑が溢れています。誘惑に晒されて、望ましくない衝動、抑えなくてはいけない感情・思考や行動が起こってしまいそうになる場面で、自分自身の反応をより良い方向に変えていくことを『セルフコントロール』と呼んでいます。 目標達成のためにコツコツと行動を継続するための(目標と逆行した行動をとらないための)心のはたらきと言うと分かりやすいでしょうか。」 ―目標に向けて、やる気を