31日夕方、東京・千代田区の靖国神社で境内の社の一部が焼けるぼやがあり、警視庁はその場にいた20代とみられる男が火をつけたとみて、建造物侵入の疑いで逮捕して詳しいいきさつを調べています。 31日午後5時すぎ、千代田区九段北の靖国神社で「火事があった」と119番通報がありました。 火は神社の関係者などによって、およそ30分後に消し止められましたが、境内にある「鎮霊社」と呼ばれる社の外壁の一部が焼けました。 けが人はいませんでした。 警視庁によりますと、騒ぎに気付いて確認に行った宮司が不審なスーツ姿の男を見つけて取り押さえ、駆けつけた警察官に引き渡したということで、男は建造物侵入の疑いで逮捕されました。 男は20代とみられ、「ごめんなさい」と話しているということです。 また、現場には液体が入ったペットボトルが数個置かれていたということで、警視庁は男が火をつけたとみて放火の疑いでも調べています。