日本の消費者には市販されているコンビーフは先細りの缶(英語: tapered can)で形が台形の缶(英語: trapezoid-shaped can)が馴染み深い[5]。日本で近世に使われ始めた箱枕[6]に似ており、「枕缶」と呼ばれる[5]。1875年、アメリカの食品会社・リビー(Libby's)が、薄切りを作る為に中身を一つの塊として取り出しやすい[7]缶として発明し、採用したとされている[8]。開缶は、缶付属の「巻き取り鍵(まきとりかぎ)」などと呼ばれる缶切りの一種で缶側面の一部を帯状に巻き取って行う。当時は、欧米で缶詰が普及するきっかけとなったと言われている第一次世界大戦[9]以前は、一般人が安全に開缶できる缶切りはいまだ普及していなかった[10]。 なお、同種の分野の商品とされるランチョンミート缶の類が世に登場するのはコンビーフ缶の数十年後で、枕缶は使われていない[11]。例えば