タグ

北村透谷に関するainoutanoehonのブックマーク (3)

  • 北村透谷 詩・恋愛・平和

    私が十代の終わりから二十代に影響を受けた北村透谷の詩と評論を見つめ直し評論を読み返す中で、私の心に特に響き今も共感を覚える透谷の言葉を、主要な主題「1.詩、詩人」、「2.恋愛」、「3.平和、戦争」にわけて抜粋します。評論でありながら透谷の言葉には詩精神がみなぎっています。 出典は『北村透谷選集』(岩波文庫、1970年)です(作成に当たっては青空文庫も利用させて頂きました)。 1.詩、詩人 詩人は、質的なもの、真、善、美を情熱、熱意をもって感応し再造し発露する器だとの言葉に、私は共感し、励まされています。 『富嶽の詩神を思ふ』(初出:「文学界」、1893(明治26)年1月、24歳) 「是より風流の道大に開け、人麿赤人より降つて、西行芭蕉の徒、この詩神と逍遙するが為に、富嶽の周辺を往返して、形 (けい)なく像(ざう)なき記念碑を空中に構設しはじめたり。詩神去らず、この国なほ愛すべし。詩神去ら

    北村透谷 詩・恋愛・平和
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。北村透谷 詩・恋愛・平和。
  • 愛しい詩歌 北村透谷の詩

    北村透谷の文学論を「詩を想う」で考えました。その熱く強い語り口は、長編の劇詩「蓬莱曲」にも息づいています。 透谷はその一方で、小さな生きものたち、みみず、蛍、蝶たちをみつめ、平家蟹から馬まで様々な生きものを通して、いのちを想いうたう、短い詩も書きました。それらの詩から流れ出る調べは、透谷の感情、空(くう)、はかなさ、さびしさ、悲しみが染み込んだ清澄な響きです。 わたしの詩の好みから好きな3篇をここに咲かせます。 「みどりご」は七五調のやわらかなうた。島崎藤村の『若菜集』に手渡されていくような調べ。 「眠れる蝶」には、生きものに満ち、移りゆく時の流れに、いのちのはかなさがふるえていて、 調べも自然で変化に富む語数韻、自由律の美しい詩だと感じます。 「露のいのち」は透谷の心が砕けこぼれ落ちてゆくような、ちからなく悲しい絶筆、のように感じます。 同時に、この優しくやわらかな3篇は、透谷の心の豊か

    愛しい詩歌 北村透谷の詩
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。好きな詩歌。北村透谷。
  • 空(くう)の空の空を撃つ。北村透谷

    北村透谷の「人生に相渉るとは何の謂ぞ」を通して、詩を見つめます。 北村透谷は25歳でなくなるまで、明治二十年代の数年間に新しい時代の文学を切り開こうと苦闘し、文学の根底まで掘り下げた評論、詩、小説を書きました。 透谷は自由民権運動へ関与し離脱する経験を通して、政治によってではなく文学によってこそ自らの大志を実現させる道があると見定めました。またキリスト教信仰のまなざしで、当の恋愛とはなにか、女性の生き方、宗派を超えた平和を考え願い熱く語った言葉に私は、今なお強い共感を呼び起こされます。 私は二十歳前後の生き方を模索していた時代に、透谷に自分の生き方を重ねあわせて思索しました。彼との対話は、文学に生きたいという私の志を後押ししてくれました。 その時、最も心に響き、今も変わらず心にあるのが、この「人生に相渉るとは何の謂ぞ」の言葉です。 透谷のこの評論は、山路愛山の文学の効用論、次の考え方に対

    空(くう)の空の空を撃つ。北村透谷
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/06
    高畑耕治の詩想。古典から現代までの詩歌、文学を詩人の感性で捉えるエッセイ。空(くう)の空の空を撃つ。北村透谷。
  • 1