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運命に関するainoutanoehonのブックマーク (1)

  • 「隆達節小歌」、歌謡の運命

    室町小歌の豊かな歌謡の世界を『閑吟集』『宗安小歌集』をとおして聴きとってきました。その流れを受けて生まれた隆達節歌謡を今回はみつめ感じとります。 隆達節歌謡は「洒落た音曲」だと私は感じます。 総説に書かれている通り、「海外へ開かれた商港であり、人口数万を擁し、町家と呼ばれる富裕な商人の活躍した経済都市」である堺の空気に響いた、「技巧的で軽みを帯びた洒脱な」歌、十六世紀のころの町衆文化に咲いた花です。 隆達節歌謡(小歌・草歌)は、「大半が男女間の恋慕の種々相を歌った抒情味深い」短唱です。 「尺八・小鼓などを伴奏に、三味線にも合わせて」町の人びとは心ゆらして歌ったのだと思います。 出典の著者新間進一がいうように、室町小歌があかぬけたようなこの歌を、「すっきりとした優美の情趣を買うか、頽廃につながる消極さや厭味を嗅ぎとるか」は、聴き取る者・読者の好みによると、私も思います。(私の心は室町小歌によ

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