悪態のプログラマとある職業プログラマの悪態を綴る。 入門書が書かないプログラミングのための知識、会社の研修が教えないシステム開発業界の裏話は、新人プログラマや、これからプログラマを目指す人たちへのメッセージでもある。 学生時代にアルバイトをしていた時の話である。職場の課長は、バリバリと仕事をこなすタイプの女性だった。いつもフロアを駆け回って指示を出し、誰よりも遅くまで残業していた。何より、「業務改善」ということに対して意欲的なのは確かだった。私がそこで作ったプログラムのほとんどは、その職場の業務を助けるためのツールだったのだ(※1)。 ある時、私が、 「仕事が好きですね」 と言うと、どういうわけか、嫌な顔で否定された。 しかし、私は、好きでなければ仕事にそこまでのエネルギーを注げないだろうと思った。「否定はしているけど本当は好きなんだろう」と、勝手に信じていたのである。 しかし、今になって