ニュースの背景 「ウェアラブル(デバイス)」とか「Internet of Things(IoT)」とかいった話の文脈の中で、「人体に関するデータを集めて役立てよう」という類いの話題を目にすることが増えている。「Nike+ FuelBand」「Up by Jawbone」といった製品も既に出回っているし、Appleもこの分野に高い関心を示している(そのことを示す傍証がある)といった話もよく出ている。 さて、NBAのファーム(2軍)に当たるD-Leagueで、試合中の選手にセンサーを装着する実験が間もなく始まるという。選手の身体の運きや血流の変化などを測るのが目的で、一定の成果が確認されれば、近い将来に一軍の試合でも導入されることになりそうだ。 前回の記事でも触れた通り、NBAではSTAT LLCの「SportVU」という映像記録・解析システムを使って、試合中にコート上で生じる全ての動きを把握
![生体センサーの実験導入を始めるNBAの課題](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e84fc6ab06f31b2e64248cbfc92fe06deb5bab5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_ait.gif)