第45代米大統領に就任したトランプ氏が就任初日の20日、大統領執務室の大胆な模様替えに着手していたことがわかった。オバマ前大統領が使用していた深紅色のカーテンを金色のものに差し替え、置物の配置も変更した。 米メディアによると、トランプ氏側近が、オバマ氏が執務室を離れた数時間後にカーテンを交換。トランプタワーなどの色と同じ金色の厚手のカーテンをかけたという。 また、オバマ氏が執務室外に置いていたチャーチル元英国首相の胸像を執務室に戻した。一方、公民権運動の英雄マーティン・ルーサー・キング氏の胸像を執務室から移動したとの報道もあったが、スパイサー報道官は20日、同氏の胸像が執務室内に飾られている写真を自身のツイッターに投稿し、うわさを打ち消した。 トランプ氏は就任初日、医療保険制度改革(オバマケア)を撤廃する大統領令を発出。オバマ前政権肝いりの環太平洋経済連携協定(TPP)の離脱も打ち出した。