インターネット上で再生される動画に対し、リアルタイムでコメントをつけられる「ニコニコ動画」で、ベーシック・インカムをテーマにした生放送の討論番組が放送され、多くの視聴者を集めた。司会進行を務めたのは、批評家の東浩紀氏。インターネットを使った新しい「論壇」が生まれつつあるのか。 ◆視聴者のコメントに即反応も 「朝までニコニコ生激論」と題された番組が放送されたのは、2月21日の午前0時30分から3時間半。テレビの人気討論番組「朝まで生テレビ!」を模した構成で、堀江貴文氏、小飼弾氏、雨宮処凛氏ら7人が参加した。進行役の東氏が話しだすと視聴者から「早口過ぎ」「緊張してる」などとコメントが書き込まれ、それが瞬時に画面上に字幕で現れる。出演者もパソコンの画面を見ながら討論するので、視聴者からのコメントに即座に反応する場面もあった。 「ニコニコ動画」は、インターネット上で無料で誰でもアクセスできる動